広島で、軍事転用可能な炭素繊維製造部品を中国に不正輸出で逮捕
と報じています。

事件のあらましは以下の通り。
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広島県三原市宗郷の元産業廃棄物処理会社役員 松原宏行容疑者(58)、
東京都中央区入船のエネルギー機器開発会社役員 東條宏文(50)容疑者、
神戸市長田区滝谷町の韓国籍の精密機器販売会社役員 金一勲(56)容疑者、
の3人が、軍事転用も可能な炭素繊維の製造機器部品を中国に不正輸出したとして、外為法違反(無承認輸出)容疑で、
広島、愛知、石川3県警合同捜査本部に、2017年3月8日逮捕された。
「輸出したのは焼き物用乾燥炉部品だ」などといずれも容疑を否認。
逮捕容疑は、3人は共謀し2013年5月3日、炭素繊維製造機器の一部であり、炭素繊維を製造する工程で使われる炉のフレーム(輸出申告価格約270万円)1台を、経済産業相の承認を受けずに神戸港から船で中国に輸出した疑い。
広島県警外事課によると、炭素繊維製造機の不正輸出摘発は全国初。同課によると、輸出先は上海の企業で、2011年に東條容疑者が製造機器の売買契約を結んだ。
炭素繊維は強度や耐熱性に優れるため、テニスラケットや釣りざおなどスポーツ用品や自動車などの民生品のほか、核兵器やミサイルなど軍事製品に転用される恐れがあることから輸出が規制されている。
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…意図がどうであっても、結果として承認を受けずに輸出はまずいですね。
それも、炭素繊維を製造する工程で使われる炉のフレーム(輸出申告価格約270万円)1台、って値段もそれなりに高いですし。
2011年というと民主党政権時代…。
ま、たまたまグーゼンだとは思いますが。
ちなみに当サイト記事での”不正輸出”に関しては以下の記事がありました。
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