事件のあらましは以下の通り。
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2015年に、恐喝事件で懲役8年の実刑確定後も、健康状態を理由に服役していなかった、京都市左京区の山口組系暴力団 弘道会 二次団体 淡海一家 総長の高山義友希(よしゆき)(姜 義幸)元被告(60)について、京都府立医大病院の医師らが「刑務所の収監に耐えられない」、とする虚偽の診断書を作成した疑いが強まり、警察が病院などの強制捜査に入った。
高山 元被告は、指定暴力団 会津小鉄会・在日本大韓民国民団 中央本部中央委員(滋賀韓商常任顧問)で在日コリアンの故 高山登久太郎(姜 外秀)元会長の長男。
高山 元被告は、山口組ナンバー2の高山清司 受刑者(69)らと共謀し、京都市の土木建築業者から金銭を脅し取った恐喝事件などで、2010年に逮捕されていた。
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京都府警は2017年2月14日の午前10時過ぎ、虚偽公文書偽造の疑いで京都府立医科大学病院などに家宅捜索に入った。
捜査関係者によると、高山 元被告は刑事裁判の係争中に持病の腎臓病を悪化させ、同病院で2014年に生体腎移植の手術を受けた。
その後、この手術を執刀した吉村院長や担当医が、元被告の容体について重症化の恐れや経過観察の必要性を指摘し、「拘禁に耐えられない」とする診断書や意見書を作成。2015年8月に大阪高検に提出されたという。
意見書などには、手術後に免疫抑制剤を服用していたため、ウイルスによる腎炎を発症したと説明されていたという。
このため、大阪高検は2016年2月、刑事訴訟法などを踏まえて健康上の理由から高山元被告の刑の執行停止を決め、刑務所への収容を見送っていた。
しかし、最近警察が高山総長の身辺を調べたところ、収監できる健康状態である疑いが強まった。
高山総長は2017年2月14日朝、大阪高検からの任意出頭の要請に応じ、収監された。
警察は、医師らが高山総長側から虚偽の診断書を作成するよう依頼された疑いがあるとみて、捜査中。
なお、幹部が同病院内で府立医大の吉川敏一(としかず)学長(69)と会っていたことが判明。
また、吉村院長と高山受刑者は知人を介して面識を持ち、数年来の付き合いがあったことも判明。
こうした関係性が、高山受刑者が同病院に通院するきっかけになったとみて、府警は押収資料を基に吉村院長との関係を詳しく調査中。
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捜査関係者や同病院などによると、2014年2月から、高山義友希(よしゆき)受刑者(60)に対する同病院での本格的な医療行為を開始。
同年2014年7月、吉村了勇(のりお)院長(64)と担当医(44)らによって生体腎移植の手術が行われ、高山受刑者は約2カ月間入院した。
京都府警は元被告の診療歴や診断書作成の経緯を調べる必要があるとして、府立医大や同病院とあわせて吉村院長宅・学長室の家宅捜索も行っており、幹部と病院側の関係について慎重に捜査を進めている。
診断書を作成した担当医は昨年2016年10月、京都府警の任意聴取に対し、高山元被告の容体について「自分は服役は可能だと思った」と述べ、「院長から『拘禁に耐えられない』と書くよう指示された」とも説明。
ただ、その後の聴取には「うそは書いていない」などと否定しているという。
一方、吉村院長は2017年2月14日の朝、報道陣から「担当医に指示して虚偽の報告書を書かせたのか」と問われると、「そんなことはない」と否定した。
また、吉村院長は虚偽の診断書作成の疑惑についても、繰り返し否定している。
暴力団幹部の診断書偽造か 京都府立医大を捜索
【京都府立医大捜索】学長、淡海一家総長と院内で接触 院長は数年来の付き合い
山口組系組長が出頭 京都府立医大が健康懸念の診断書
診断書の担当医「院長から指示された」 京都府立医科大
忘れかけたら初心にかえる | 高山 義友希 |著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
訃報 姜外秀氏(民団中央委員
高山登久太郎
淡海一家
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担当医が院長指示だと言った後、一転否定っていうのはなんか怪しいですよね。
しかし、高山氏の父親が在日コリアンということですが、そちらよりも、民団にヤクザが出入りしていたというのは衝撃です…。
しかも在日本大韓民国民団 中央本部中央委員とは。
インターネットがない時代は闇が濃かったと感じざるを得ません。
まぁ、そのかわり社会全体がプライバシーとか慎みとか色々失った気もしますが。
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続報です。下記の記事に進展を記しました。(2017年3月30日)
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