この件については帰化について韓国内でも賛否が出ている模様。
また、平昌五輪への批判の中には最近の朴槿恵大統領と関係が取り沙汰されている、崔順実(チェ・スンシル)とその一家が、平昌五輪を介して私欲を満たした容疑の観点からも批判されているようです。
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平昌五輪については、
産経ニュースが『韓国内で賛否の特別帰化に関して』(2016年12月10日付)、
中央日報 日本語版が『平昌五輪は公開入札で誤用なし』(2016年11月25日付)、
とそれぞれ記事にしています。
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産経ニュースは、
オリンピック冬季種目で韓国の名望ぶりは乏しく、短期間で世界との絶大な格差を埋める“秘策”が実績のある外国人選手の※特別帰化だ。
※特別帰化は2011年の国籍法改正によって、科学・経済・文化・スポーツなど特定分野で優秀な能力を有し、韓国の国益に寄与すると認められる者に韓国籍を与える制度で、一般帰化と違い、元の国籍を失うことなく韓国籍が取得できる二重国籍の制度。
すでに平昌五輪に向けて、フィギュアのペア、アイスダンスの選手が帰化しているが、2016年12月1日には新たにリュージュのワールドカップ(W杯)でメダルを獲得した実績を持つドイツ女子選手リュージュのアイリーン・フリッシュ(24)の帰化がほぼ確定した。
中央日報によると、特別帰化に関して肯定派と否定派に二分された次のような意見があるという。
- 五輪開催国として一定レベルのパフォーマンスをしなければ…。
- 特別帰化選手に刺激を受けた韓国選手による「プラス効果」に期待。
- 韓国とゆかりのない選手が金メダルを獲得し、韓国人は感動するだろうか?
- 他国もしているからという理由は正当化されないだろう…。
これまでにアイスホッケーで6人、バイアスロンで2人が特別帰化で韓国代表となった。
一方、平昌五輪の韓国の国民の関心は2016年2月時点で、10%に満たないと紹介された。
それから10カ月近くが経過しても、崔順実(チェスンシル)一家が平昌五輪を介して私欲を満たした事実が続々と明らかになり、平昌五輪に否定的な認識が広がっているせいもあるのか、「関心はあまり高くない」と韓国メディアは報じる。とし、一方、中央日報 日本語版は、
李熙範(イ・ヒボム)平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック組織委員長がソウル小公洞(ソゴンドン)ウェスティン朝鮮ホテルで開かれた第222回経総フォーラムに出席し、2016年11月24日、
「平昌オリンピック(五輪)の予算は一銭も誤用されていない」
と述べ、オリンピック組織委が「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」にかかわっているのではという疑惑に対し、李委員長 自ら回答した。
一部では、崔順実被告が所有するザ・ブルーKがスイス建設会社Nussliと平昌五輪オーバーレイ工事の受注を狙い、これに反対した趙亮鎬(チョ・ヤンホ)前 組織委員長が追放されたという疑惑が起きている。
また、開会式と閉会式の代理会社に第一企画コンソーシアムを選定したが、この過程で「入札参加制限」条項が削除されるなど特恵疑惑もある。
しかし、李委員長は、全体の予算の13兆ウォンのうち、11兆ウォンは政府発注のインフラ構築予算で、残り2兆ウォンも江原道(カンウォンド)が発注した施設予算で、誤用する可能性はない、とした。
また、平昌五輪の財源確保と効率的な運営のためにスポンサーを募り、目標額の83%を達成したというが、ある大企業関係者は、
「平昌五輪に後援すれば崔順実ゲートと関係していると見なされる状況であり、企業が後援を避けている」
「サムスン電子、現代自動車など国内主要大企業がほとんど後援していて、組織委が新しいスポンサーを求めるのは難しいだろう」
と伝えた。
としています。
【2018平昌五輪】韓国内で賛否の特別帰化、新たにリュージュでドイツ女性「二重国籍」 中国メディア「金メダルのため帰化の扉開く」と皮肉⇒ - 2016年12月10日
産経ニュース 魚拓⇒
韓経:「平昌五輪13兆ウォン予算はほとんど公開入札…誤用ない」⇒ - 2016年11月25日
中央日報 日本語版 魚拓⇒
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特別帰化を使ってまでメダルが欲しいか!と思わないでもないです。
とはいえ、開催国としてのメンツもあるのでしょうが、肝心の韓国の国民に白けられては…。
朴槿恵・チェスンシルゲートなど考えても、韓国の苦境は続きそうですね。
当サイトでは韓国関係は記事量も多いですが、人気なのは下記の記事ですね。
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